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映画 阪急電車…。

2008年に発刊された有川浩さんの小説「阪急電車」。
75万部のベストセラー作品の映画化らしいね。

深刻な不況と言われている出版業界で小説が75万部売れるという事が、社会的にどれくらいの
インパクトを持ってるのかピンとこないけど、確かに面白いし読みやすかった。

ただね、女性視点の作品なので、正直な話、例えばこの小説が「東横線」って言うタイトルだと
したら、別に興味は示さなかったと思う…。

阪急沿線で生まれ育った人間だからこそタイトルに釣られて読み始め、阪急電車に度を超えた
愛着を持つ人間だからこそ最後まで楽しめたっていうのはある。

でも女性は、阪急沿線に関わりなくても、かなり共感出来るんではないかなぁ…。
ベストセラーと称される由縁がストーリー性にある事は確かで、見ず知らずの人達が乗り
合わせる電車を舞台に、何人かの女性の恋愛観や生活観が描かれていて…、浜村純では
ないので中身は詳しく語りませんが、なるほどうまくできています。

そういう事で、予めこの作品を贔屓目で見ている事を前置きにしまして、数回にわたり、
映画「阪急電車」についての雑感を綴らせて頂きたいと思っていますよ。

■第一回:キャスト編

 え~、公開が4/29(関西地区は4/23に先行公開)に迫り、ようやくPVが上がったり、キャストも
 具体的に発表されたりしてますね。
 さすがにPVは小説読んだ時の想像通りやった(笑)

 まずは出演者の中から、阪急沿線に縁の深い人達を抽出してみる。
 下記以外にも阪急沿線出身の方は多数出演されているようですが、ここでは明確な方だけ
 紹介してみます。

 ミサ役の戸田恵梨香さんは神戸市灘区、小さい頃良く阪急電車に乗ってたそうです。
 康江役の南果歩さんは尼崎市、少女時代に、よく西宮北口から阪急電車に乗って宝塚歌劇を
 見に行ってたらしい。
 悦子役の有村架純さんは伊丹市出身で、目標とするタレントは同じ事務所の先輩の、戸田恵梨香
 さん。
 
 特別出演の相武紗季さんは宝塚市出身で、母親は元タカラジェンヌ、姉は現役のタカラ
 ジェンヌ、しかも両親の出会いは、正に阪急電車の車内でお父さんがお母さんをナンパ
 したのがきっかけらしい(笑)

 また時江役の宮本信子さんは皆様ご存知の通り故・伊丹十三さんの奥さんで…
 「だから何?」なのかと言うと…。
 伊丹十三の名前の由来は何を隠そう阪急東宝グループ(正確には阪急阪神東宝グループ)の
 創設者、小林一三翁からとったもので、元々は伊丹一三という名前だったのさ。

それから、出演者ではないけど、主題歌は…やっぱりaikoさんでした。
もちろん「三国駅」ではなく、新たに書きあげた「ホーム」って言う曲…。
「毎日の様に乗っていた電車が阪急電車だったので、この映画の主題歌を歌わせて頂けるなんて、
本当に本当に幸せです!あまりに思い入れが強すぎて、予告編で泣きました(笑)あぁ・・本当に嬉しい。」

 主演、翔子役の中谷美紀さんは阪急電車には今回の撮影で恐らく
初めて乗ったんじゃないかと思うけど、記者会見で以下のように
お話しておられました。
「あずき色の車両が本当にエレガントで、なんだか懐かしくて、
この時代に本当にほっとするような車両なんですよね。
中のシートもお抹茶色みたいなグリーンで、ベルベット地でしょうか(中略)あんこと抹茶ときな粉の色のこの車両に乗ると、とても温かい気持ちになりました。」

 「阪急電車」が女性視点の作品である理由は、実はこの辺に隠されていると思うんだな。
 宝塚歌劇やファッションを強みとする阪急百貨店に象徴されるように、阪急という会社は
 昔から女性を強く意識する会社であり、大正~昭和の時代に、女性が消費社会の中心となる
 事を誰よりも早く予見していたのが創業者、小林一三なんですわ。
 
 小説を書こうが映画を撮ろうが、結局この沿線を題材にすると小林一三翁が創造した文化
 が必ず作品の断片に映り込むんやね。
 
 なので、次回は映画「阪急電車」と小林一三翁についてまた好き勝手語ってみたいと
 思います。
 
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