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池 松 哲 朗
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結局バスでは2時間ほどしか眠れず、しかも予定より一時間位早く千里中央に到着。
まだAM5:30なんすけどwww
ベッドタウンの朝はまだまだ静かでお店も全く開いてないので、とりあえずはモノレール
で蛍池まで約10分間、空中散歩。

蛍池からは阪急電車で川西能勢口まで約10分。
宝塚線の下りは空いてて東京のラッシュがウソのよう。。。
どこの鉄道会社も昨今はコストやメンテナンスを理由に、ステンレスのギラギラとした
車両が増えてきてますが、阪急だけは100年間ずっとマルーン色の車体と、車内の木目調
のデコラ張りの化粧板にオリーブグリーンの座席を守り抜いてるので、この電車に乗ると
「帰ってきたなあ」って感じがするのです。

そんな訳で帰郷一日目は、阪急フリークな自分にとって欠かせないイベント。
現在の阪急阪神東宝グループの創設者、小林一三記念館に行ってきました。

場所は実家のお隣、大阪府池田市。
小林一三翁の居宅で、もともとは小林一三が生前に集めていた
茶器や美術品を展示していた「逸翁美術館」だったのですが、
美術館はすぐそばに新館を建設してそちらに移り、居宅は新たに
「小林一三記念館」として4月22日にオープンしたばかり。
(小林一三は青年期に小説も書いていて"逸翁"は小林一三の雅号)

展示ブースは大きく「白梅館」と「我俗山荘」の二つに分かれていて、白梅館では小林一三が
手掛けた三大事業、阪急電鉄、東宝映画、宝塚歌劇の歴史をはじめ、東京電燈(現東京電力)
の再生、五島啓太との親交や田園調布住宅の開発、近衛内閣入閣と商工大臣としての活躍等、
沢山の貴重な資料と共に一三翁の生涯が事細かに紹介されていました。

我俗山荘が一三翁の居宅で、書斎やコウ夫人の給仕室、応接室、茶室等が公開されて
いましたが、以前放映された「NHKスペシャル」の情報では全室床暖房だったとの事…。
当時としては恐らく超ハイテクです。
二階では第一回の企画展示で「松下幸之助との親交」を紹介していて、「NHK新春対談」
という番組での貴重な映像も公開されてました。

色々事情があってゆっくり見れなかったのですが(それでも1時間半位居たけどwww)想像
以上に充実した内容だったので、帰郷した際にまた見に行きたいと思ってます。

そして更に驚いたのが、記念館の隣が小林公平さんの自宅だった事。
そういえば、以前ダイヤモンド誌かプレジデント誌にそんな事が書いていたような。。。
(追記)
小林公平さんは阪急阪神ホールディングスの元社長であり、2010年4月1日時点では
東宝取締役、宝塚音楽学校名誉校長でした。
偶然家の前を通りかかった際に、バタバタしてる様子だったのを同行していた母が発見
し、表札が出ていたので、ご自宅である事がわかったのですが、期しくも記念館を訪れた
翌日の5月1日に肺炎でお亡くなりになられたとの事。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

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今回より、blogのカテゴリに"経済"を追加しました。
以前からね、経済関連についてはちょくちょく書きたいネタがあって、実際結構書いてる
ので、今後こちらにまとめようかと…。
もちろん自分の趣味の範囲内なので、内容はすごい偏りますが、あらかじめご了承の上
、「興味ねー」って方は飛ばしてください(笑)

そんなわけで、今回は3/26に発表されたこんなお話。

高島屋とH2O破談

結構衝撃的でした。
逆に「2011年を目標に経営統合する」って話があったとき
の方がびっくりしたけどね。

百貨店業界は昨年あたりから"史上最大の冬の時代"が続いておりますが、三越伊勢丹を
はじめ、そごう西武と7&i、大丸と松坂屋等、組織を統合し資本を強化することで生き残り
を図る、いわゆる"業界再編"が盛んに行われています。

高島屋とH2Oもその施策のひとつとして浮上したお話で、元々単体で業界トップであった
高島屋と関西では他点を圧倒する地域一番店、阪急うめだ本店を抱えるH2Oリテイリング
が経営統合することで、三越伊勢丹をしのぐ資本規模を確立させるシナリオが出来ていた
のですが…。

両社共、歴史が深くブランドイメージが強い為、なかなか折合いがつかなかったのかな。
長らく呉服系百貨店としてゆるぎない地位を確立してきた高島屋と、電鉄系百貨店の
パイオニアとして、今もなお多くの経営者から指示される創業者、小林一三の志を受け
継ぐ阪急阪神百貨店(H2Oリテイリング)。。。
呉服系と電鉄系は根底から思想が違う気もするし、両社共業界では完全な"勝ち組"で、
同じ呉服系と電鉄系で統合されたそごう西武とは意味合いが大きく違うもんね。

業務提携は継続されるようですが、両社共に今後の統合先は検討せず、単独での経営を
行っていくとのこと。
高島屋は資本規模からして生き残りには問題なさそうですが、H2Oは大丈夫なのかなあ…。

とある経済誌には「各都市に地域一番店をどれだけ持てるかが鍵」と綴られてましたが、
そうなるとH2Oはかなり厳しい…。
昨年新規開店を果たした阪急西宮ガーデンズは予想を上回る盛況のようですが、その裏で
11月に弊店を発表した京都河原町、近々閉店との噂がささやかれるハーバーランドの神戸
阪急等、不採算店舗も多く、本店依存の経営がどこまで体力を維持できるのか。

唯一の地域一番店"うめだ阪急"をどれだけうまく活用していくかが今後の明暗を分ける
こととなりそうです。

百貨店業界の再編、今後とも目が離せません。
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男性
誕生日:
1971/03/21
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